四国遍路に関わる国指定史跡・名勝の答申がありました【6月16日(金)】
2017.06.17 ニュース
文化審議会が国指定文化財とするよう、以下の答申を文部科学相に行いました。
昨年、国史跡に指定された「伊予遍路道」に、三角寺奥之院道(四国中央市)と龍光寺・稲荷神社境内(宇和島市)、横峰寺境内(西条市)を、「讃岐遍路道」に善通寺境内(香川県)を追加指定し、新たに「八幡浜街道笠置峠越」(八幡浜市)を史跡に、「星ヶ森」(西条市)を名勝に指定するよう求め、秋には指定される予定です。
現在の札所とそれをつなぐ遍路道だけでなく、江戸時代以前の人々が信仰し巡礼した場所や景観が含まれているのが特徴で、1200年の歴史と文化を持つ四国遍路の独自性と完全性を証明する重要な指定です。