四国霊場第70番札所本山寺五重塔の修理見学会が開かれました【6月5日(日)】
2016.06.05 ニュース
明治43年に完成した本山寺五重塔の平成大修理が始まり、修理前の調査成果や修理技法の解説を含めた現地見学会が実施され、約600名もの参加者が集まりました。胡副センター長も参加し、建築時の雛型や文書など新発見資料の説明を受けました。
明治時代以前の五重大塔は全国に26基(四国には善通寺と本山寺の2基)しかなく、明治維新期の廃仏毀釈や特権剥奪の混乱を乗り越えた四国霊場復興の象徴的建造物と言えます。往時の技法と最新の耐震技術等を活かした修理により、貴重な文化財がさらに後世へ伝えられることが期待されます。
*詳細については、こちらのパンフレット(HP掲載許可済)をご参照下さい。